フランチャイズ用語集
本部づくり、加盟開発、加盟の検討でよく出てくる言葉を、116語にまとめました。それぞれの言葉から、くわしく解説している記事にも進めます。
基本の用語
- フランチャイズ
本部が持つ商標・商品・運営ノウハウなどを使う権利を加盟店に与え、加盟店はその対価として加盟金やロイヤリティを支払う事業の仕組みです。
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- フランチャイザー(本部)
フランチャイズの仕組みを提供する側の事業者です。商標やノウハウを提供し、研修や運営支援を行います。
- フランチャイジー(加盟店)
本部と契約し、本部の商標やノウハウを使って店舗や事業を運営する側の事業者です。個人の場合も法人の場合もあります。
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- 直営店
本部自身が資金と人材を出して運営する店舗です。フランチャイズ展開の前に、直営店で収益モデルを固めるのが一般的です。
関連記事:直営とフランチャイズ、どっちで増やす?
- パイロット店(実験店)
フランチャイズ化の前に、運営手順や収益性を検証するための店舗です。ここで得た数字が、加盟希望者への説明の土台になります。
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- ビジネスフォーマット型フランチャイズ
商標を使う権利だけでなく、店舗の運営方法・仕入れ・販促・教育まで、事業の仕組みをまとめて提供する形のフランチャイズです。日本で一般に「フランチャイズ」と呼ばれるものの多くは、この形です。
- 商標(ブランド)
商品やサービスの名前・ロゴなど、自社と他社を区別する目印です。特許庁に登録すると商標権として保護されます。本部化の前に、使う名前が登録できるか、他社の権利とぶつからないかを確認しておくことが大切です。
- ノウハウ
売上や品質を安定させるための、経験に裏づけられた手順や判断の基準です。フランチャイズでは、本部が加盟店に提供する価値の中心になります。
- フランチャイズ化(本部化)
自社の事業を、他社に提供できる仕組みに整えることです。収支モデル、マニュアル、契約書、研修、加盟開発の体制などを用意します。
- 1号加盟店
本部が最初に契約する加盟店です。その店がうまくいくかどうかが、その後の加盟開発での説得力を大きく左右します。
関連記事:1号加盟店の選び方
- 多店舗展開
1つの事業を複数の店舗に広げることです。直営で増やす方法と、フランチャイズなど他社の力を借りて増やす方法があります。
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お金に関する用語
- 加盟金
加盟契約を結ぶときに、加盟店が本部に支払う一時金です。商標の使用権や開業までの支援の対価とされることが多く、本部によって金額や返金の扱いが異なります。
関連記事:加盟金・ロイヤリティの決め方
- ロイヤリティ
開業後、加盟店が本部に継続的に支払う対価です。主に、売上に一定率をかける「売上歩合型」、毎月一定額の「定額型」、粗利を分け合う「粗利分配型」などがあります。
関連記事:加盟金・ロイヤリティの設計
- 保証金
契約に伴って加盟店が本部に預ける金銭です。未払い金などに充てる目的で預けられ、契約終了時の返還条件は契約書で定められます。
- 開業資金
加盟金・保証金・研修費・物件取得費・内装工事費・設備費など、開業までにかかる費用の総額です。本部が示す金額にどこまで含まれているかを確認することが大切です。
- 運転資金
開業後、売上が安定するまでの人件費・家賃・仕入れなどを支払うための資金です。開業資金とは別に用意しておく必要があります。
- 収支モデル
加盟店の売上・費用・利益の見込みを示したものです。どんな前提(客数・単価・人件費など)で計算しているかが、信頼できるかどうかの分かれ目になります。
- 研修費
開業前の研修の対価として、加盟店が支払う費用です。加盟金に含まれる場合と、別に請求される場合があります。
- 広告分担金(販促費)
ブランド全体の広告や販促のために、加盟店が本部に支払う費用です。売上の一定率や定額で決められることが多く、何に使われるかを確認しておくことが大切です。
- システム利用料
予約・POS・会員管理など、本部が用意するシステムを使うための費用です。毎月の固定費になるため、ロイヤリティと合わせた負担額で考えます。
- 投資回収期間
開業にかけたお金を、店舗の利益で取り戻すまでにかかる期間です。加盟を検討する人が最も重視する数字の一つで、本部は計算の前提とあわせて示す必要があります。
- 損益分岐点
売上と費用がちょうど同じになり、利益がゼロになる売上の水準です。これを超えた分が利益になるため、開業後どのくらいで到達できるかが重要です。
- 売上予測
出店予定地で見込まれる売上の予測です。根拠があいまいな数字は、開業後のトラブルにつながることがあります。どんな条件で計算したかを確認しておくことが大切です。
- 創業融資
新しく事業を始める人向けの融資です。日本政策金融公庫や、自治体の制度融資などが代表的で、フランチャイズへの加盟でも利用されることがあります。
- 売上歩合方式
売上に一定の率をかけてロイヤリティを計算する方式です。売上が下がれば支払いも減るため、本部と加盟店の利害がそろいやすい一方、売上を正確に把握する仕組みが前提になります。
関連記事:加盟金・ロイヤリティの設計
- 定額方式
売上にかかわらず、毎月一定額のロイヤリティを支払う方式です。加盟店にとって計算しやすく、売上が大きいほど割安になりますが、売上が少ない時期は負担が重くなります。
- 粗利分配方式
売上から仕入れ原価を差し引いた粗利を、本部と加盟店が決まった割合で分け合う方式です。コンビニなどで採用されています。
- 加盟申込金
加盟の申し込みや審査の段階で支払う費用です。加盟金に充てられる場合と、返還されない場合があるため、扱いを確認しておくことが大切です。
契約・法律に関する用語
- フランチャイズ契約書
本部と加盟店の権利と義務を定めた契約書です。契約期間、ロイヤリティ、テリトリー、解約の条件などが記載されます。
関連記事:本部が入れ忘れがちな条項チェックリスト
- 法定開示書面
小売業や飲食業などのフランチャイズでは、中小小売商業振興法により、契約前に加盟金や契約内容などを記載した書面を交付し、説明することが本部に求められています。この書面を法定開示書面と呼びます。
- フランチャイズ・ガイドライン
公正取引委員会が示している「フランチャイズ・システムに関する独占禁止法上の考え方」の通称です。本部による加盟店募集時の説明や、契約後の取引で問題となりうる行為が整理されています。
- 契約期間・更新
フランチャイズ契約の有効期間と、満了時に更新するかどうかの取り決めです。更新時に更新料がかかる場合もあります。
- 中途解約・違約金
契約期間の途中で契約を終える場合の手続きと、その際に支払う金銭の取り決めです。加盟前に必ず確認しておきたい項目のひとつです。
関連記事:「期待と違った」の正体は契約書にある
- 競業避止義務
契約中や契約終了後の一定期間、本部と同じような事業を加盟店が行うことを制限する取り決めです。範囲や期間は契約によって異なります。
- テリトリー権(商圏保護)
加盟店の商圏を守るため、一定のエリア内に本部が他の加盟店や直営店を出さないとする取り決めです。テリトリーを設けない本部もあります。
- 中小小売商業振興法
小売業・飲食業のフランチャイズなどについて、本部に契約前の書面の交付と説明を義務づけている法律です。法定開示書面は、この法律にもとづくものです。
- 独占禁止法
公正で自由な競争を守るための法律です。フランチャイズでは、本部が立場の強さを利用して加盟店に不当な条件を押しつけることなどが問題になりえます。公正取引委員会がフランチャイズ・ガイドラインで考え方を示しています。
- 優越的地位の濫用
取引上強い立場にある側が、その立場を利用して相手に不当な不利益を与えることです。独占禁止法で禁じられており、本部と加盟店の関係でも問題になることがあります。
- 仕入れ先の指定
本部が、加盟店の仕入れ先を指定することです。品質をそろえるために必要な範囲であれば認められますが、その範囲を超えて強制すると、独占禁止法上の問題になる場合があります。
- 秘密保持義務
契約中や契約終了後に、本部のマニュアルやノウハウなどを外部に漏らさない義務です。
- 契約終了後の義務
契約が終わったあとに加盟店が守る義務です。看板や商標の使用をやめる、マニュアルを返す、一定期間は同じ事業をしない、などが定められます。
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- 契約解除
契約違反などを理由に、契約を途中で終わらせることです。どんな場合に解除できるか、解除したあとの手続きをどうするかは、契約書で定めます。
- 連帯保証
加盟店が支払えなくなったときに、代わりに支払う責任を負うことです。2020年4月の民法改正により、個人が継続的な取引の債務を保証する場合は、上限額(極度額)を定めないと無効になりました。
- 情報提供義務
本部が加盟希望者に、加盟を判断するために必要な情報を正しく伝える義務です。売上予測などの説明が不正確だったとして、裁判で本部の責任が認められた例もあります。
- クーリング・オフ
一定期間内であれば、理由を問わず契約を解除できる制度です。フランチャイズ契約は事業者どうしの契約のため、原則として対象にならないとされています。契約前に内容を十分に確認することが大切です。
関連記事:「期待と違った」の正体は契約書にある
- 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
フランチャイズ本部などが加盟する業界団体です。業界の統計調査や、本部向けの研修、情報開示の自主基準づくりなどに取り組んでいます。
- 再販売価格の拘束
本部が加盟店に対して、商品やサービスの販売価格を守るよう強制することです。独占禁止法で原則として禁止されています。フランチャイズ・ガイドラインでも、希望価格を示すことと、価格を強制することは区別されています。
- 見切り販売の制限
消費期限が近い商品などを値下げして売ることを、本部が制限することです。コンビニの事例では、本部による制限が優越的地位の濫用にあたるとして、公正取引委員会が排除措置命令を出したことがあります。
- 契約上の地位の譲渡
加盟店としての契約上の立場を、第三者に引き継ぐことです。店舗の売却や事業承継のときに問題になり、本部の承諾が必要とされるのが一般的です。
- 更新料
契約期間が満了し、契約を更新するときに加盟店が支払う費用です。金額や有無は本部によって異なるため、加盟前に確認しておきたい項目です。
- 誓約書
契約とは別に、加盟店や従業員が守るべき事項を確認するために差し入れる書面です。契約終了時に、競業避止や秘密保持を改めて確認するために使われることもあります。
本部の運営に関する用語
- SV(スーパーバイザー)
加盟店を定期的に訪問・連絡し、運営の指導や相談対応を行う本部の担当者です。加盟店の成績と満足度を左右する役割です。
関連記事:小規模本部でも回るスーパーバイジング設計
- マニュアル
店舗運営の手順や基準をまとめたものです。直営店の成功パターンを、加盟店が同じ品質で再現できるようにするための土台になります。
関連記事:フランチャイズ本部のマニュアルの作り方
- 研修
開業前後に本部が加盟店のオーナーやスタッフに行う教育です。未経験者が開業できる水準まで引き上げる設計が求められます。
- 本部構築
事業をフランチャイズ化するために、収益モデル・契約・マニュアル・研修・加盟開発の仕組みなどを整えることです。
関連記事:フランチャイズ本部立ち上げロードマップ
- QSC
Quality(品質)・Service(サービス)・Cleanliness(清潔さ)の頭文字です。店舗の状態を測る基本の物差しとして、多くのチェーンで使われています。
- 臨店
SVなど本部の担当者が店舗を訪れ、運営状況の確認や指導を行うことです。
- 開業支援(オープン支援)
開業の前後に本部が行う支援です。物件探し、内装、採用、研修、オープン時の応援や集客などが含まれます。
- 統一販促
全店で同じ時期に同じキャンペーンを行うことです。ブランドの認知を高めやすい一方、地域によっては事情に合わない場合もあります。
- 既存店売上
開業から一定期間がたった店舗だけで比べた売上です。新しい店の分を除くため、チェーンの実力を見る指標として使われます。
- 加盟店満足度
加盟店が、本部の支援や関係にどれだけ満足しているかです。紹介による加盟や契約の更新に直結するため、本部にとって大切な指標です。
関連記事:「伴走」とは具体的に何か
- オーナー会(加盟店会)
加盟店のオーナーが集まり、情報交換や本部との意見交換を行う場です。本部と加盟店のすれ違いを防ぐ役割もあります。
関連記事:本部と加盟店はなぜすれ違うのか
- 撤退・閉店
加盟店が営業をやめることです。手続き、費用の負担、契約上の義務などを、本部はあらかじめルールとして決めておく必要があります。
加盟開発に関する用語
- 加盟開発
加盟店を募集し、説明会や面談を経て契約・開業まで導く本部の活動です。本部の成長を左右する中心的な業務です。
関連記事:フランチャイズ加盟開発の完全ガイド
- 反響
資料請求や問い合わせなど、加盟希望者から本部に届く最初の接点のことです。反響の数だけでなく、その後の面談・成約につながる質が重要です。
関連記事:加盟開発のリード獲得7つの手法
- 加盟説明会
加盟希望者に向けて、事業の内容や収益モデル、契約条件などを説明する場です。個別面談の前段として開かれることが多くあります。
関連記事:成約率を上げる説明会資料の構成
- 加盟開発のKPI
加盟開発の進み具合を測る数字です。反響数、面談数、成約数に加え、開業後の定着までを段階ごとに見ることが大切です。
関連記事:加盟開発のKPI
- 加盟開発代行
本部に代わって、加盟店の募集・面談・成約までの営業を外部の会社が担うサービスです。報酬体系には固定型・成果報酬型・併用型などがあります。
関連記事:加盟開発代行の選び方
- リード(見込み客)
加盟に関心を示した人や会社です。資料請求、問い合わせ、説明会への参加などをきっかけに生まれます。
関連記事:加盟開発のリード獲得
- 資料請求
加盟希望者が、本部の資料を取り寄せることです。加盟開発の入口となる反響の代表例で、その後の対応の早さと丁寧さが面談につながるかを左右します。
- フランチャイズ比較サイト
複数の本部の募集情報を掲載するポータルサイトです。反響を集めやすい一方、他の本部と比べられることが前提になります。
- 個別面談
本部と加盟希望者が1対1で話す場です。条件を説明するだけでなく、お互いが合うかを確かめる場でもあります。
関連記事:加盟面談でよく聞かれる10の質問
- 加盟審査
本部が、加盟希望者の資金や経営への考え方などを確認し、加盟を認めるかを判断することです。合わない人を断ることも、ブランドと加盟店を守るために大切です。
- 成約率
反響や面談のうち、加盟契約に至った割合です。どの段階で止まっているかを見つけるための重要な数字です。
関連記事:反響・面談・成約、どこで止まっているのか
- 追客
すぐに加盟を決めなかった見込み客に、継続して連絡や情報提供を行うことです。相手の温度感に合わせて、頻度ややめどきを決めておくことが大切です。
- 紹介加盟
既存の加盟店や取引先からの紹介で生まれる加盟です。信頼関係がある分、成約しやすく、開業後も定着しやすい傾向があります。
- 本部ブランディング
加盟希望者から「この本部と組みたい」と思われるための取り組みです。理念や実績、支援の中身を一貫して伝えることで、成約しやすくなります。
関連記事:問い合わせは来るのに成約しない本部へ
- 店舗見学
加盟希望者が、既存の店舗を実際に見に行くことです。本部の説明と現場の実態が一致しているかを確かめる、加盟判断の大切な材料になります。
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- 獲得単価
反響や成約1件を得るためにかかった費用です。加盟開発では、反響1件あたりではなく、成約1件あたりの費用で見ることが大切です。
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- 歩留まり
反響から面談、面談から成約へと、段階ごとに次へ進んだ割合です。どの段階で止まっているかを見つける手がかりになります。
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出店・立地に関する用語
- 商圏
店舗にお客さまが来る範囲です。業態によって、徒歩圏から車で数十分の範囲まで大きく異なります。
- 商圏分析
出店候補地の人口、年齢構成、競合店、交通量などを調べ、売上の見込みを判断することです。
- ドミナント戦略
特定の地域に集中して出店し、認知や物流の効率を高める戦略です。近い店どうしでお客さまを取り合うおそれもあります。
関連記事:エリア区割りの実務
- カニバリゼーション
同じブランドの店どうしで、お客さまを奪い合ってしまうことです。出店の距離や商圏の決め方で防ぎます。
関連記事:エリア区割りの実務
- 物件選び
出店する物件を決めることです。立地や広さだけでなく、家賃が収支モデルに合うかどうかが重要です。
関連記事:フランチャイズの物件選び
- ロードサイド型
幹線道路沿いに出店し、車で来るお客さまを中心とする出店の形です。駐車場の広さや、入りやすさが売上を左右します。
- 併設型
既存の店舗や敷地の一部を使って、別の事業を始める形です。ガソリンスタンドにレンタカーを併設するなど、今ある資産を活かせるのが特徴です。
- 造作
店舗の内装や設備のうち、建物に取り付けられたもの(間仕切り、カウンター、照明、空調など)です。退去時に残すか撤去するかで、費用が大きく変わります。
- 造作譲渡
前の借主が残した内装・設備を、次の借主が買い取って引き継ぐことです。初期費用を抑えられる一方、設備の状態や、大家さんの承諾が得られるかを確認する必要があります。
- 居抜き物件
前のテナントの内装や設備が残ったまま借りられる物件です。業態が近ければ開業費用と期間を大きく減らせますが、ブランドの内装基準に合わない場合は改装が必要です。
- スケルトン物件
内装がなく、建物の骨組みだけの状態で借りる物件です。自由に設計できる反面、内装工事の費用と期間がかかります。
- 原状回復
退去するときに、借りたときの状態に戻すことです。スケルトンで借りた物件はスケルトンに戻して返すのが一般的で、閉店時の大きな費用になります。
- 造作買取請求権
大家さんの同意を得て付けた造作を、退去時に買い取るよう大家さんに求められる権利です(借地借家法)。契約で排除されていることが多いため、契約書での確認が必要です。
- 定期借家契約
期間が終わると更新されずに終了する賃貸借契約です。長く営業を続けたい場合は、再契約できるかを事前に確認しておく必要があります。
展開の方式に関する用語
- 法人加盟
法人が新規事業としてフランチャイズに加盟することです。既存事業の人材・物件・顧客などを活かせることが多く、複数店舗の展開につながりやすい特徴があります。
関連記事:法人のフランチャイズ加盟
- メガフランチャイジー
複数のブランドや多数の店舗を運営する大規模な加盟企業のことです。
関連記事:法人加盟の獲得法
- 代理店
本部の商品やサービスを、代理店が販売・取次する仕組みです。フランチャイズと比べて、運営ノウハウの提供や統制の度合いが小さいのが一般的です。
- ライセンス契約
商標や技術などの使用を許諾する契約です。運営の細部まで本部が関わるフランチャイズに比べ、自由度が高い一方で、品質の統一は難しくなります。
- のれん分け
長く勤めた従業員などに、ブランドを使った独立を認める仕組みです。フランチャイズの一形態として運用されることもあります。
- エリアフランチャイズ
特定の地域での加盟店の募集や指導の権利を、本部が地域の事業者(エリア本部)に任せる方式です。広い地域に早く展開できる一方、品質の管理が難しくなります。
- エリアフランチャイザー(エリア本部)
本部から特定の地域での加盟店の募集や指導の権利を与えられ、その地域で本部の役割を担う事業者です。サブフランチャイザーとも呼ばれます。本部と地域の加盟店の間に立つため、収益の分け方や責任の範囲を契約で明確にしておく必要があります。
- マスターフランチャイズ
海外など広い地域について、本部の権利をまとめて一社に与える方式です。その会社が現地の本部として、加盟店を募集します。
- 業務委託型(運営委託)
本部が持つ店舗の運営を、委託を受けた人や会社が行う方式です。開業資金を抑えて始められる一方、フランチャイズとは権利や責任の範囲が異なります。
- ボランタリーチェーン
独立した小売店などが集まり、仕入れや販促を共同で行う仕組みです。本部の関与が強いフランチャイズに比べ、各店の自由度が高いのが特徴です。
- レギュラーチェーン
本部が全店舗を直営で運営するチェーンです。品質をそろえやすい一方、出店の資金や人材をすべて自社でまかなう必要があります。
- 業態転換(転換加盟)
今営んでいる店舗や事業を、フランチャイズの業態に切り替えて加盟することです。今ある物件や人材を活かせる場合があります。
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- マルチブランド加盟
一つの会社が、複数のブランドのフランチャイズに加盟することです。メガフランチャイジーに多く見られます。
- サブフランチャイズ
エリア本部などが、本部から与えられた権利にもとづいて、地域の加盟店と契約を結ぶ仕組みです。本部・エリア本部・加盟店の三者の関係になるため、責任と収益の分け方を明確にしておく必要があります。
- マルチユニット(複数店経営)
一つの加盟者が、同じブランドの店舗を複数運営することです。1店舗目の運営の型を2店舗目以降に活かせる一方、任せられる店長の育成が欠かせません。
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業種別の用語(SS・車/サロン)
- 自家用自動車有償貸渡業(レンタカー事業の許可)
レンタカー事業を営むために必要な許可です(道路運送法第80条)。管轄の運輸支局に申請し、車庫や保険などの要件を満たす必要があります。
- 古物商許可
中古品を買い取って売るなどの事業に必要な許可です(古物営業法)。主たる営業所を管轄する警察署を通じて、都道府県の公安委員会に申請します。中古車の買取やリユースの事業で必要になります。
- 整備管理者
自動車の点検・整備の管理を担う責任者です。レンタカー事業では、乗用車などを1つの事務所で10両以上配置する場合などに選任が必要になります。
- 認証工場・指定工場
認証工場は、地方運輸局長の認証を受けて分解整備(特定整備)を行える工場です。指定工場は、さらに基準を満たして指定を受け、車検の検査まで自社で完結できる工場で、「民間車検場」とも呼ばれます。
- 給油取扱所
消防法上の危険物施設としての、ガソリンスタンドの正式な区分です。敷地内に設けられる建物の用途は危険物の規制で定められており、新しい事業を併設するときは所管の消防本部への確認が必要です。
- あはき法
「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」の略称です。あん摩マッサージ指圧などを業として行うには国家資格が必要と定めており、リラクゼーションサロンでは、施術の内容や「マッサージ」という表示に注意が必要です。
- 民間資格
国ではなく、民間の団体が認定する資格です。リラクゼーションの分野ではセラピストの技術の目安として使われますが、国家資格の代わりになるものではありません。
※用語の説明は一般的な意味をまとめたものです。法令の適用や契約の内容は個別の事情によって異なるため、具体的な判断は弁護士などの専門家にご確認ください。