「FC本部を作るには、どれくらいの組織が必要ですか?」——答えは、多くの方が想像するより小さくて済みます。ただし、小さく始めるには「何を、どの順番で内製化していくか」の設計が不可欠です。とくに悩ましい「加盟開発」の扱いを中心に、立ち上げ期の最小組織を解説します。
本部機能を7つに分解する
FC本部の機能は、①加盟開発(募集・商談)②研修③SV(店舗支援)④マーケティング⑤商品・業態開発⑥管理(契約・経理)⑦ブランド管理、の7つに分解できます。立ち上げ期に大切なのは、この7つのどれにも「担当の空白」を作らないことです。空白の機能が、後々の事故を生みます。ただし、すべてを最初からフルタイム人材で埋める必要はありません。
いちばん悩ましいのが「加盟開発」
7つの中で、立ち上げ期に最も扱いが難しいのが加盟開発です。本部の生命線でありながら、立ち上げ期にはノウハウも人も社内にありません。かといって、いきなり専任者を採用するのは、成果が読めない段階では大きなリスクになります。ここで手が止まってしまう本部は少なくありません。
「代行しながら、内製化まで引き継ぐ」という方法
弊社が提供しているのは、この加盟開発を「立ち上げ期は代行し、いずれ本部に引き継ぐ」というサポートです。丸投げで終わりでもなく、最初から自前で抱えるのでもない、その中間の設計です。具体的には、次の3段階で進めます。
1. 立ち上げ期:加盟開発の実働を代行
募集設計、説明会資料の作成、加盟希望者との商談同席まで、加盟開発の実働を弊社が担います。本部はまだ体制が整っていない段階でも、開発を止めずに動かせます。
2. 並行期:判断基準を言語化して本部に渡す
実働と並行して、「どんな相手を、何を基準に、どう見極めているか」を言語化し、本部に蓄積していきます。走りながらでないと貯まらないノウハウを、動きを止めずに社内へ移していきます。
3. 移行期:内製化を伴走
本部の担当者が自走できるよう、開発プロセスを引き継ぎます。最終的には本部が自前で加盟開発を回せる状態を目指し、そこまで伴走します。
加盟開発は、実際に動かしながらでないとノウハウが貯まらない領域です。だからこそ「外に出して実働を止めず、その間に中へ貯めていく」設計が、いちばん効きます。
その他の機能は、専門パートナーの活用を
加盟開発以外では、契約書のたたき台や開示書面は専門家と支援会社の組み合わせで、研修教材の制作(動画・マニュアル)は制作パートナーで、それぞれ立ち上げ期だけ外部の力を借り、回り始めたら内製に移す、という順番が資金効率の面で合理的です。一方、業態開発(直営店での検証・改善)は本部の価値の源泉なので、ここは自社で持ち続けるべき機能です。
最小構成の目安
加盟店10店舗程度までなら、「代表+事務1名+外部パートナー」で十分に回している本部は珍しくありません。大切なのは人数の多さではなく、7つの機能に空白がないこと、そして外部に出した機能を計画的に内製化していく道筋が描けていることです。
加盟開発の立ち上げ代行から内製化までのご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。