フランチャイズ本部が「加盟店を増やしたい」と考えたとき、加盟開発を自社でやるか(内製)、外部に任せるか(代行)で迷う場面が必ず訪れます。どちらが正解かは、本部の状況によって変わります。弊社は加盟開発を代行する立場であると同時に、その内製化を支援する立場でもあります。どちらかに誘導する理由がないからこそ、中立的な判断軸をお伝えできます。
「代行か内製か」は二択ではない
まず前提として、代行と内製は「どちらか一方を選んで終わり」ではありません。最も多い失敗は、加盟開発の型がないまま内製にこだわって時間を浪費するか、逆に代行に丸投げして社内に何も残らないかの両極端です。
現実的な答えは、多くの場合「立ち上げ期は代行で走り、型ができたら内製に移す」という組み合わせです。大切なのは、今の自社がどちらのフェーズにいるかを見極めることです。
内製が向いている本部
次の条件がそろっているなら、内製で進める価値があります。
- すでに加盟開発の型(誰に、どう当てると成約するか)が言語化されている
- 加盟開発に専任できる人材が社内にいる
- 加盟希望者からの反響が、ある程度安定して入っている
型があり、専任者がいるなら、内製の方がコストを抑えられ、ノウハウも社内に蓄積します。この段階の本部が代行を使い続けるのは、費用の無駄になりがちです。
代行が向いている本部
一方、次のような状況なら、代行を検討すべきです。
- 加盟開発の型がまだなく、誰に何をどう売るかを試行錯誤している段階
- 加盟開発に専任できる人材が社内にいない
- 立ち上げ期で、早く加盟店を増やしたいが社内リソースが足りない
特に「型がない」フェーズこそ代行が効きます。型を見つけるには数をこなす必要があり、社長ひとりや兼任者の稼働では足りないからです。外部の稼働を足すことで、型を見つけるまでの時間を短縮できます。
最も損なのは「中途半端な内製」
弊社が本部支援の現場で最もよく見る失敗が、これです。加盟開発の専任者を置かず、既存社員が他業務と兼任で加盟開発を担当するケース。片手間になるため加盟開発が進まず、かといって代行も使っていないので型も蓄積しない。時間だけが過ぎていきます。
「コストをかけたくないから内製」という判断が、結果的に最も高くつくことがあります。専任できないなら、その期間は代行に任せて型をつくる方が、トータルでは早く安くなります。
弊社が「代行から内製へ」を前提に支援する理由
弊社は加盟開発を代行しますが、それを永久に続けることを前提にしていません。立ち上げ期を代行で埋め、動きながらトークスクリプト・審査基準・進捗管理の型を言語化して本部に残し、いずれ社内で回せるようにする。ここまでを見据えて設計しています。
代行費用は、内製化が進むにつれて下がっていくのが正しい形です。「ずっと払い続ける代行」ではなく「卒業できる代行」を目指すのが、本部にとって最も健全だと考えています。
よくある質問
加盟開発は代行と内製、どちらが安いですか?
短期的には、既に社内に営業人材がいれば内製の方が変動費を抑えられます。しかし加盟開発の型がない状態で内製すると、試行錯誤に時間がかかり、その間の人件費と機会損失が積み上がります。型ができるまでは代行、型ができたら内製へ移す方が、トータルコストは抑えられることが多いです。
代行を頼むと、社内にノウハウが残らないのでは?
代行会社の設計次第です。トークスクリプト・審査基準・進捗管理の型などを納品物として残す代行なら、契約終了後に内製へ移せます。逆に、それらを残さない代行は依存を生みます。依頼前に「終わったとき社内に何が残るか」を必ず確認してください。
小規模な本部でも加盟開発を内製できますか?
できますが、担当者が他業務と兼任だと片手間になり、加盟開発が進まないことが多いです。立ち上げ期は代行で走りながら型をつくり、規模が出てから専任を置いて内製化する、という段階的な進め方が現実的です。
まとめ
加盟開発を代行にするか内製にするかは、①加盟開発の型があるか、②専任人材がいるか、で判断します。型と専任者があれば内製、なければ代行。そして最も損なのは、専任者を置かない中途半端な内製です。多くの本部にとって現実的なのは、立ち上げ期は代行で型をつくり、それを内製に引き継ぐ組み合わせです。
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加盟開発を代行すべきか内製すべきか、自社の状況での判断に迷われている場合は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。