新しく事業を始めるとき、大きく2つの道があります。ゼロから自分で立ち上げるか、フランチャイズに加盟するか。どちらが自社に合うのか、勝率という観点から冷静に比べてみます。
ゼロから起業する場合の強みと弱み
ゼロからの起業は、事業の自由度が最大の魅力です。商品もサービスも価格も、すべて自分で決められる。うまくいけば、利益を独占できますし、ブランドも100%自分のものです。一方で、成功モデルが手元にない状態からのスタートになります。何が売れるか、どう集客するか、オペレーションをどう組むか…そのすべてを試行錯誤で見つけていく必要があり、時間もコストもかかります。統計的にも、新規事業が軌道に乗る前に力尽けるケースは決して少なくありません。
フランチャイズ加盟する場合の強みと弱み
フランチャイズ加盟の最大の強みは、すでに検証された成功モデルからスタートできることです。商品、オペレーション、集客の型、研修…本部が積み上げてきたノウハウを、初日から使えます。ゼロから起業する人が何年もかけて到達する地点に、ショートカットで立てるわけです。その代わり、加盟金やロイヤリティというコストがかかり、事業の自由度は本部のルールの範囲内に制限されます。「自分の思うようにやりたい」という人には、この制約が窮屈に感じられることもあります。
勝率で考えると、どうなるか
あくまで一般論ですが、「事業経験が浅い」「その業界が未経験」という条件ほど、フランチャイズ加盟の勝率が相対的に高くなりやすい傾向があります。理由はシンプルで、失敗しやすいポイントを本部がすでに潰してくれているからです。逆に、その業界での経験が豊富で、独自の勝ち筋を持っている人なら、ゼロから起業して利益を独占する方が向いていることもあります。
判断を分ける3つの問い
どちらが自社に合うかは、次の3つの問いで整理できます。
1つ目、その事業のノウハウを自分は持っているか。
持っていないなら、フランチャイズで補う価値が大きくなります。
2つ目、どれくらいのスピードで立ち上げたいか。
早く確実に立ち上げたいなら、実証済みのモデルがあるフランチャイズが有利です。
3つ目、自由度と再現性、どちらを優先するか。
自分の色を出したいならゼロから、堅実な再現性を取るならフランチャイズ。
この3つに答えれば、自社がどちらに向いているか、方向が見えてきます。
「フランチャイズありき」でも「起業ありき」でもなく
大切なのは、最初から結論を決めないことです。「独立するなら自分の店」と思い込んでいた方が、フランチャイズの再現性を知って考えを変えることもあれば、その逆もあります。弊社はフランチャイズ本部の立ち上げ・加盟開発を支援する一方、代表自身がフランチャイズ加盟店も運営しています。両方の立場を経験しているからこそ言えるのは、どちらが優れているという話ではなく、「あなたの状況にどちらが合うか」がすべてだということです。
新規事業の進め方、フランチャイズ加盟の検討について、無料でご相談を承っています。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。